ここ最近、会社(宅建業者)に所属しながらも、個人事業主(フリーランス)として独立した不動産エージェントという働き方がにわかに注目を集めています。
その理由の一つに、副業についての世の中の捉え方が変わったことや、オンラインが普及してフルリモートでの勤務が可能となったこと。
そしてフリーランスとして働き方が市民権を得たことなどが大きいと思います。
そんな中でフリーランスとしての不動産営業「不動産エージェント」という働き方が注目を集めるようになっています。
不動産エージェントの副業の魅力・メリットとは?
不動産エージェントの副業としての魅力は、不動産の取引という一般の方にとって人生の大きな機転に関わることができるやりがいや、そこから得られる報酬の大きさではないでしょうか。
また不動産は同じものが二つとしてないものになるので、毎回取引内容が変わり、業務として飽きが来ないと言う経験者も多くいます。
実際に不動産業界には出戻り組と呼ばれる、いったん他の業界に転職したものの、また戻ってくる人たちも一定数います。
これまでは不動産会社に社員として所属をして初めて活動ができる職種でしたが、副業として活動ができるようになることは、色んな方にとって可能性が開けることにもなるのではないでしょうか。
不動産エージェントの副業が向く人
不動産エージェントの副業が向く人とはどんな人なのでしょうか。
その特徴として、
- 人脈が広い
- 自身で集客ができる
- 不動産営業の経験者
などが挙げられます。
人脈が広い
幅広い人脈をお持ちの場合、不動産エージェントの副業に向いています。
この場合、経験があればそれに越したことはありませんが、経験がなくても、所属先の他のエージェントと連携するなど、さまざまな方法で経験をカバーすることもできます。
自身の人脈に自信がある方はチャレンジしてみても良いかもしれません。
自身で集客ができる
近年は、SNSの発達により個人で発信力を備えている方もいらっしゃいます。
このような方は、SNSの使い方にもよりますが、ご自身にファンがついていたりする時、自身で集客することもできますので、不動産エージェントの副業に向きます。
不動産営業の経験者
不動産営業の経験者で今は違う業種に勤めている方も、不動産エージェントの副業が向く適正のあるタイプです。
自身で集客ができなくても、所属する不動産エージェント会社によっては、集客をやってくれたり業務のみを請け負うこともできます。
また「ハウスクローバー」のような個人で集客ができる仕組みなどを活用すれば、十分副業としてやっていけるのではないでしょうか。
不動産エージェントの副業の注意点・デメリットとは?
不動産エージェントの副業という働きの良い側面もあれば、そうでない部分もあります。
ここからは不動産エージェントの副業の注意点とデメリットについて解説します。
専業の不動産エージェントよりも信頼度が落ちることがある
集客経路にもよりますが、専業の不動産エージェントよりも信頼度が落ちることがあります。
特に住宅売買系のお客様だと、副業の不動産エージェントは敬遠されることもあります。
副業であることのデメリットを打ち消すだけのものがあることが望ましいです。
土日のみなど、勤務日が限られる
普段会社員などをしていて、副業として不動産エージェントを始める場合、休日の時にしか動くことができないこともあります。
不動産の業務で平日に役所や現地に赴き調査をすることもありますが、本業との兼ね合いでできないことも考えられます。
いくらか費用が発生するかもしませんが、所属先の不動産エージェント会社でそのようなフォロー体制が整っているかで、ある程度克服できる問題ではあります。
知識や経験が身につきにくい
副業という働き方であれば仕方のないことですが、フルで勤務するよりも知識や経験は身につきにくいです。
全く未経験で人脈や経験もなく、副業で不動産エージェントを始めるのはややハードルが高いと思った方が良いです。
将来的なライフプランとして、不動産エージェントで副業を考えるのであれば、一時的にでも不動産業者などに所属し、仕事を一通り覚え、宅建士などの資格を取得することをお勧めします。
不動産エージェントの副業を成功させるために
不動産エージェントの副業には注意点やデメリットはあるものの、それを補って有り余る魅力があるのも確かです。
不動産エージェントとして副業を成功させるために、最も必要になるのは「集客」です。
不動産エージェント会社で契約している不動産情報サイト(SUUMOやアットホーム)などがあればそれを利用させてもらうのも一つですし、ハウスクローバーのような、個人でも契約できる担当者のプラットフォームもありますので、さまざまなツールを活用すると良いでしょう。
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